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障害者雇用の現状と展望 〜多様性が活きる社会へ〜

障害者雇用は、年々注目度が高まっています。​今回は、最新の雇用状況と今後の展望について、わかりやすくお伝えします。​

●現在の障害者雇用の状況
厚生労働省の令和6年(2024年)「障害者雇用状況の集計結果」によると、民間企業における障害者の雇用数は67万7,461.5人で、前年より5.5%増加し、過去最高を記録しました。​実雇用率は2.41%で、前年より0.08ポイント上昇しています。​

一方で、法定雇用率(2024年4月から2.5%)を達成している企業の割合は46.0%にとどまり、前年より4.1ポイント低下しています。​特に、従業員数が40人以上の企業が対象となるため、中小企業にとっては達成が難しい状況もあるようです。 ​

●今後の展望と課題
・法定雇用率の引き上げ
2026年7月には、法定雇用率が2.7%に引き上げられる予定です。​これにより、より多くの企業が障害者雇用に取り組む必要があります。

・雇用の質の向上
これまでの「雇用数の増加」から、「雇用の質の向上」へとシフトしています。​障害者が自分の能力を活かし、やりがいを感じながら働ける環境づくりが求められています。 ​

・企業の意識改革
最近の調査では、約25%の企業が「障害者を戦力として活用する」方針に転換していることがわかりました。​これは、法令遵守だけでなく、障害者の能力を企業の成長に活かそうとする動きです。 ​

●就労移行支援事業所の役割
私たちフェアコネクトでは、利用者の皆さんが自分らしく働けるよう、以下のような支援を行っています。​

・職業訓練:​ビジネスマナーやPCスキルの習得
・就職活動支援:​履歴書の作成や面接対策
・職場定着支援:​就職後のフォローアップ​

これからも、障害者雇用の現状を踏まえ、利用者の皆さんが安心して働けるようサポートしてまいります。​

障害者雇用は、社会全体で取り組むべき重要な課題です。​私たちも、その一翼を担えるよう努めてまいります。